相談室の持ち味

 当相談室は科学的根拠に基づいた情報を提供し、お母さんと赤ちゃんの授乳を支援します。

 桶谷式乳房管理士、国際ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)、イトオテルミー温熱刺激療法の療術許可証の資格を有した助産師が運営している助産院です。

桶谷式乳房管理士とは

桶谷式乳房管理士は、助産師の国家資格を有し、桶谷式乳房管理法研修センターで1年間の研修を修了し、桶谷式母乳育児推進協会の認定を受けた母乳育児支援の専門家です。

 桶谷式母乳育児とは助産婦・桶谷そとみ(1913-2004)が考案した乳房マッサージと母乳育児方法で正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。


 第2次世界大戦の最中、母乳が足りず栄養状態が悪いために命を落としていく赤ちゃんを目の当たりにするというつらい経験から、桶谷そとみは「母乳は出るものであり、出せるようにしなければ」という思いで試行錯誤の末、お母さんに苦痛を与えず乳房の調子を整える独自のマッサージ方法を確立していきました。

 また、お母さんの乳房の調子や体調が良好であること、つまり心身ともに健康であることが、その母乳を飲む赤ちゃんの健康や順調な発育につながるという「母子一体性の理念」を提唱し、哺乳動物である人間がもつ本来のリズムを大切にすることを訴えました。

 その後、桶谷そとみは多くのお母さん方、医療従事者の支持を受け、多くの助産師がその技術を学びに来るようになり、1982年に、桶谷式乳房管理法研修センターを開設し、手技の伝承と多くの母子への母乳育児支援に全力を注ぎ、その生涯を終えました。

公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会HPより抜粋

国際ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)とは

 IBCLCは、母乳育児支援に必要な技術・知識・心構えを持つヘルスケア提供者です。科学的根拠に基づいた情報を提供し、お母さんとお子さんの授乳を支援します
 この資格は広く門戸が開かれ、今までに看護師、助産師、保健師、医師、ソーシャルワーカー、栄養士や医療職ではない母乳育児支援グループの認定リーダーが取得しています。

 母乳育児の知識とスキルを学ぶために、定期的に学習会に参加しています。お母さん自身の選択を大切にし、それぞれのお母さんと赤ちゃんの母乳育児がより良いものになるよう見守り、支えます。

療術テルミー資格者とは

 療術テルミー資格者とは、イトオテルミー温熱療法を学び、心構え、知識、技術を講習や実技演習を通し、第三者へのテルミー施術が行える療術許可証が授与された者の名称です。

イトオテルミー温熱刺激療法とは、からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病態の改善、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。